世界遺産検定1級を受検して[2020年12月試験の手ごたえと感想]

 少し時間があいてしまったが第42回世界遺産検定1級を受検してきたのでその感想と自己採点の結果などを報告しようと思う。なお1級合格勉強法まとめは下記へ

<試験概要と経緯>

 第42回世界遺産検定1級試験

 ・試験日 2020年12月13日(日)

 ・会場  大阪北(大和大学)

 ・時間  14:30~16:00(90分)

 経緯としては7月に世界遺産検定3級を、9月に2級を受検しそれぞれ合格。トントン拍子で12月の1級受検までやってきた。それぞれの対策は下記記事へ。

<試験の手ごたえ>

 会場の様子

 受検者全体の雰囲気は20代から5.60代くらいまで、男女比含めてまんべんなく散らばっている感じだった。これはあくまで自分の受検した大阪会場の話で、しかも試験前はあんまりココロのゆとりがなかったので、はっきりと周りを観察していたわけではないけれど。
 試験開始45分で途中退場可能となる。60分過ぎた頃には数名の退出者がいた。もちろん2級3級に比べて受検者数が少ない、自分の会場の教室は40名くらいだったと思う。1時間で全てを解き終えるのはすごいと思った。ちなみに自分はその時点であと30問くらい残っていた。

 試験の手ごたえ

 まず時間配分なのだが自分の場合は、問題を最後まで解き終わって見直しを1問目から順番にしている途中で時間が来てしまった。 つまり時間的にはぎりぎりで試験時間いっぱいまで手を動かしていた感じだ。

○世界遺産の基礎知識
 関連する条約を年代順に正しく並んでいるものを選ぶ問題や、「世界遺産の推薦書に含まれる必要のある内容」の正誤を問われたり、人間と生物圏計画に関する問題が出題されたりした。推薦書の内容を問われる問題なんかはテキストでは赤字でも黒太字でもない平文からの出題だった(この問題は解答出来たが年代順の問題は間違えた)。登録基準に関する問題も数題出題された。 
 勉強時に基礎知識の部分は2回ほど通読して直前にノートにまとめたりしたけれど、他の項目に比べて範囲が少ないだけあって、細かい部分まで問われたり他の知識をあわせて問われたりと、結果的に苦戦した問題もいくつかあった。

ウィーンの歴史地区 wikipediaより転載

○日本の世界遺産
 基礎知識との組み合わせた問題を除いても、90問中21問と体感的に出題数が少し多い様に思えた。また過去問からのそのままの出題や少し改変して出題されたような問題が3問もあり、個人的にとても得点を稼ぐ事が出来た。日本の遺産は細かく問われると思い全体を2度通読し直前にも見返していたので、ノートにまとめたりはしていないがほとんど間違えなかった。ここが試験結果を左右したのかもしれない。
 難しかった問題としては紀伊山地の霊場と参詣道が日本で初めて文化的景観が認められた経緯を問われる問題だった。

○海外の世界遺産
 海外の世界遺産は基本的にテキストの赤字と黒太字からの出題だったが、対象物件が多いのでマイナーな(というのは失礼だが)遺産の問題は答えられなかった。「左江花山の岩絵」等は遺産名を問題文で見ても勉強した記憶すら思い出せなかった。文化的景観や自然遺産、地域的には中南米あたりの問題に悩まされた。
 逆に意外とヨーロッパの文化遺産は得点する事が出来た。めちゃくちゃ難問というわけでもなかった様におもう。

バガン寺院群 wikipedia転載

<自己採点>

 採点結果は145点だった!! 
 なんとギリギリ合格してるではないか。めちゃくちゃ嬉しかったけど、喜ぶのはまだ早い。マークミスがある可能性もある。合格基準点が140点なのでホントに瀬戸際にいるから安心は出来ない。多分合格しているはず。しかし自分でもびっくりした、笑。

<感想まとめ>

 2級や3級の試験と異なり試験範囲も広いので2ヶ月半という時間だけで合格する自信はなかったが、なんとか合格できたようだ。しかし得点率はギリギリの7割ちょい。1級と名乗るにはもっと世界遺産について何でも知っておかなければならないはずだ。 なのでもう一度半年後に1級を再受検しようと思う。いわゆるリスタ受検制度というやつだ。 とにかくまずは公式の合格通知を待ちたいと思う!

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