電子メモパッドで環境を変えるなら今

 世界遺産検定以外にも最近は測量士補や行政書士など、いろんな資格に手を出して勝手に忙しくしている。そんなときにふとツイッターなんかで電子メモを使って便利だという声が流れていたので実際に手に入れて使ってみた。

子供の頃にあった”おえかきボード”

 そういえば昔ほんとに自分が幼稚園くらいの頃に、家におもちゃとしてあった「お絵描きボード」の存在を思い出した。その名も『せんせい』。タカラ(現:タカラトミー)から発売されており、youtubeにもCM動画があったので載せておく。

 磁石(砂鉄)を動かして文字や絵を描くことが出来る。下というか手前にあるつまみを左右に動かすと文字が消えてリセットされた状態に戻るという仕組みで何度でも繰り返し使うことが出来た。こういったお絵描きボードは今も子供の知育玩具商品として発売されており沢山ラインナップがあるようだ。

 参考 タカラトミーの現在のお絵描きボート「せんせい」

実際に購入したもの

  電子パッドの話に戻ろう。 今、世間で大人でも利用している最もシンプルなタイプの電子メモパッドは黒い液晶盤面に緑色の文字が書けるタイプだ。

イオンで500円。文具コーナーに沢山置いてあった商品だ。

 ちなみにイオンで500円のこの商品、中身のデザインが全く同じ商品がアマゾンでもオリジナルブランドという形で1000円ちょい売られている。(2022年3月現在)

参考 GUYUCOM デジタルメモ

 本体は薄く、最近のスマホよりも全然軽い。書ける液晶部分はA5サイズより少し小さい感じだ(12.2cm×17.4cmくらい)

 使い方はいたってシンプルで付属のペンで液晶をなぞれば文字が書ける。そして上部のゴミ箱マークのボタンを押すと文字が消え、また真っ黒な液晶盤面に戻り何度でも繰り返し使えるのだ。

気づいた事、できない事。

 この500円の電子メモパッドをざっと使ってみて気づいた事と出来ない事をまとめてみた。感覚的な感想も含めて。

 気づいた事

〇 筆圧がそこそこ反映される
 付属のペンはただのプラスティックだ。つまり液晶画面に圧力を加えることによって文字が書ける仕組みになっているので(最悪、爪でも書ける)、線の細さ等、アナログな感じで表現できる。ただし、線の濃淡についてはそこまで繊細に表現されない。

若干ではあるが線の細さ等は表現できる。

〇 電源ボタンはない
 ここが一番驚いたところ。電源ボタンがないってことは付けっぱなし?? 答えはノーだ。”電子”と名が付けども、ほとんど電力を使わないのだ。というか何も触ってない時も、液晶に文字を書いている時も電力を使ってない。唯一電力を使うのはゴミ箱ボタンで文字を消す時の一瞬のみ。つまり電池も長持ちする。

〇 メモのロック機能がある
 ゴミ箱ボタンで消去してしまったメモ書きは二度と呼び出せない。そんな高度な機能は備わっていない。うっかり消してしまう事を防ぐ為に消去ボタンにロックをかけることが出来る。裏面のちょうどゴミ箱ボタンの裏側にあるつまみをスライドさせるだけ。
 ロック状態にしているとゴミ箱ボタンを押しても何も起こらない。

〇 そこまで明るくない
 500円商品にそこまで求めてはいけないのだが、めっちゃ明るく見えるって感じでもない。ちなみに文字自体が光っているわけでなく、あくまで光を反射させているので、もちろんだが薄暗いところで見ると見えづらい。

 出来ない事

〇 部分消去が出来ない
 消去する時はボタンを押してすべて消すことになる。消しゴムのような機能は備わっていない。

〇 保存が出来ない
 先ほども少し触れたが、今書ているメモが消えないようにすることは出来るが、メモリー機能が無い為どこかに保存・記憶しておくことはできない。

〇 データ取り出しや他の機器との連携も出来ない
 保存が出来ないのだから当たり前だ。価格帯によってはそういった事が出来てしまう高性能な電子メモパットもあるようだがこれはできない。

シンプルにメモ代わりに使うのがベスト!

 ここまでで気づいた事を挙げて分かった事。 本当にメモ用紙の代用品として使うのが最適だという事だ。

  • 計算用紙
  • 一時的なメモ
  • 筆談

 具体的には上記の様な使い方がちょうどいいのではないだろうか。逆に、誰かと共有する前提のまとめ書きや、アイディアを書き留めたりする時のように後々に見返す必要のある場合にはこの電子メモパッドは向いていない。そういう時こそタブレットの出番だろう。

低価格帯になった今こそペーパーレスへ

 想像以上に無駄がないシンプルな電子メモパッド。 なぜ電気を使わずに文字が書けるのか、その仕組みは私もほかのサイトを読んだりして知ったことなのだが、コレステリック液晶という材料が盤面に使われている為だ。
 ざっくりいうと圧力を加えた部分だけ光を反射するようになりその部分だけ色が変わる。またその色が変わったままの状態で留まってくれる(メモリー性)為、電力無しでも文字が書けてしまうという事らしい。

詳しくはこの辺のページ参照
参考 コレステリック液晶
参考 電子パッドメモの書いたり消したり出来るメカニズムとは!?

 -Boogie Board(ブギーボード)からはじまった-

 コレステリック液晶を使ってメモパッドをつくった商品が2010年アメリカでヒットした。それが”Boogie Board”で、日本では文具メーカーのKINGJIMが国内輸入販売を2010年10月より実施している。当時の販売価格が4980円。約五千円のシロモノだった。 当時のニュースアーカイブがKINGJIMのHPより確認できる

参考 https://www.kingjim.co.jp/news/release/detail/_id_15634/

 そして現在でもこのBoogie Boardはアマゾンでも3千円程度で販売されている

参考 現在のブギーボード(amazon)

 そこからいろんな会社が切磋琢磨し価格を下げたものや、多機能なものなど様々な商品が販売されるようになり現在に至る。 さすがにメモの代用品に5000円も出すのは躊躇してしまうが今なら五百円や千円前後で比較的シンプルなメモパッドが手に入るようになり。市民権を得つつあるというわけだ。

 私は意外とアナログ型人間で、今でもスケジュール管理は紙の手帳に書き込んで使っているし、電子書籍も苦手なので1冊づつ本を購入して使っている。 ペーパーレスも時と場合によると思うが、簡単なメモ書きこそ電子化していいのではないだろうか、まさに今そのタイミングなのだと思う。

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