ドローン欲しい。、飛ばしたい。そう思っていた昨年末。何やら飛ばす為には免許がいるらしいぞと漠然としたソースを得て受験することになったのがこの資格。2020年2月実施の試験を受け合格した一連の流れをまとめてみた。
三陸特とドローンの関係
ドローンを飛ばす用途や対象ドローンの重さによって必要な免許が変わってくる。そもそもドローンの取り扱い自体に免許が必要なのではない、使用する電波に免許が絡んでくるという点が重要。結論をざっくりまとめると以下のようになる。
商用利用する
(仕事での利用
・youtube等にUPし収益を得る)
↓
第三級陸上特殊無線技士以上
個人的に飛ばす。
(ドローンレース等も含む)
↓
アマチュア無線4級以上
○ 業務用で利用するドローンの周波数としては、
5.7GHZ帯・2.4GHZ帯(2483.5~2494MHz)・169MHz帯。
-無人移動体画像転送システム-
○ 個人的に飛ばす場合は5.8GHZ帯周波数についてはアマチュア無線資格要。
ただし2.4GHZ帯(2400~2483.5MHz)の小電力データ通信システムを利用する
トイドローン等は免許不要。
参考 総務省電波利用ホームページhttps://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/drone/
商用利用するならば三陸特は必須の試験であるということだ。
三陸特の試験について
資格概要
・国家資格である。
・資格取得には2つの方法がある。
① 国家試験に合格する (今回こちらを主に解説してゆく)
② 認定施設主催の講習会に参加し養成課程を修了する
試験概要
・公益財団法人日本無線協会が6月・10月・2月に実施。(今年令和2年6月試験は中止)
・受験科目は「法規」と「無線工学」の2科目。
・マークシート方式。4択問題。計60分。
・合格点は法規・無線工学それぞれで40点以上
(それぞれ12問60点づつの計120点満点)
合格点は120点満点の3分の2の80点だが法規・無線工学それぞれで3分の2以上の得点が必要となる(例えば法規60点無線工学30点だった場合は合計は90点あるが無線工学が40点に達していないので不合格。)
申し込み
・指定の様式による申請書の郵送。または日本無線協会HPよりネット申請。
→ 公益財団法人日本無線協会HP http://www.nichimu.or.jp/
テキスト等
やさしく学ぶ 第三級陸上特殊無線技士試験
吉村和昭(著)オーム社
¥2,400(税抜)
https://amzn.to/395zC2z
テキストはこれのみで十分だと思う。というかコレ以外に適当な書籍が見つからない(笑)。そして過去問についてなのだが、これに関しては、日本無線協会のHPに過去3回分の試験問題と解答のPDFデータがおいてあるのでそれを解けば問題ない。
試験問題と解答のページ → http://www.nichimu.or.jp/kshiken/siken.html
受験の感想と対策
試験時間は60分だが、半分の30分を過ぎると途中退場ができる。この途中退場可能になった時点でおよそ9割の人が会場の教室から出て行ったのが印象的だった。つまり時間は十分に余るという事だ。
また、過去と同じような問題がいくつも出題されるのでHPの過去問は解いておくべきだと思う。出題傾向を把握してテキストを読むと効率的。
そして試験の難易度は簡単な部類だと思う。効率よく勉強すれば1ヵ月もいらないくらいだ。
試験結果について
試験後の流れについては以下の通りだ。
・試験の数日後にHPにて解答速報の掲載
・約半月~3週間後に合否通知発送
・合否通知発送と同時期にHPにて合格発表
という事で体感的にはとても受かりやすい試験だとおもう。合格率も29年度89.4%、30年度89.7%と9割近いので間違いない。私個人的にはまだ免許証を申請していないので近いうちに申請するつもりだ。
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