先月の世界遺産検定2級の受検を終え、次はいよいよ世界遺産検定1級に挑戦しようと思う。残念ながら1級はCBT試験は対象外なので従来通りマークシートで12月13日予定。自分なりの勉強の仕方を考えてみた。
※第44回試験より1級もCBT試験対象となりました。 詳細は下記↓
※2021.01.22 追記 1級合格しました! 勉強法まとめは記事は下記↓
世界遺産検定1級の概要
世界遺産検定自体についての主な概要は以前の記事を参考にして欲しい。
1級の特徴
前回受けた2級との比較を中心に記述したいと思う。1級なので対象の世界遺産は全件。2級の時が300件だったので単純に考えると4倍近くになる。そして試験時間が2級や3級の時の60分から90分に拡大され、試験の問題数も60問から90問に増える。
これは単純に考えると試験時間と同じだけ問題数も増えているので、1問あたりの時間は変わらない(1問1分換算)という事になるが、試験時間が延びるとそれだけ集中力も必要になるし、また問題の難易度も上がる為今までよりも解き進むスピードが上がることはないはずだ。
配点も2点問題と3点問題で200点満点。合格点は基本的に140点以上。これも2級、60/100の6割に比べて140/200で7割での合格と合格基準は厳しくなっている。
テキスト等
そしてテキストはこの2冊!! ”すべてがわかる世界遺産大辞典”だ。そう、テキストというよりかは辞典。しかも上巻と下巻の2冊! 1冊450ページ以上ある。つまり上下巻で900ページ以上!ざっくり約1000ページ分の内容を頭に叩き込むことになる。これは本当に大丈夫なのか。。
自分は3級から順番に受検してきたのだが、2級からの内容量のジャンプアップが凄い気がする。参考程度にテキストをそれぞれ並べてみた。
お分かりいただけただろうか。上の2冊が1級の試験範囲ってことになる。とても重いしぶ厚いテキストだ。 ただ、中の各世界遺産の解説の載せ方・記述形式は今までと変わらなかった。”大辞典”と謳っているのでモノクロで細かい文字が詰まったいわゆる辞書みたいな中身を想像していたが、2級までのテキストと同じくオールカラーで文字の大きさも変わらない。少しほっとした。
2018年2級の合格者は全体で約7000人、そして2019年の1級受検者数は全体で1700人ほどだ。もちろんその年のうちに2級と1級どっちも受ける人もいると思うがざっくり考えると2級合格者の25%くらいの人しか1級を受けていな事になる。これは思うにテキスト代や受験料の問題ではないだろうか。
”すべてがわかる世界遺産大辞典”は税込で3575円だ。上下2冊で7150円。さらに受検料が9900円。つまり1発合格でも17050円必要になる。イチマンナナセンエン。。これこそが受検者が少ない理由だと個人的には思った。
勉強法。現時点での対策
受験資格は2級合格者である。つまり世界遺産の基礎知識や日本の世界遺産に関していえば一度学習している内容を深めてゆくという事になる。確かに1級で問われる内容はとても細かい、まだ1級の試験勉強にとりかかり始めた状態で、試しに少し過去問を解いてみたんだがとても難しかった。しかし、一度触れている事柄なので、全く新しいものを覚えるよりは頭に入りやすいように思う。
そして海外の世界遺産。これが2級の対象300件から大幅に増えて1121件になる(2020年3月現在)。ただ、少しテキストを開いてほっとした事もあった。遺産によっては取り扱いが数行程度で終わっている物件もたくさんあったのだ。赤字や太字以外の平文も覚える対象とはいえこれはありがたい。逆に一つ一つの物件が気になってネット等で掘り下げないように注意したいと思う。
そして今回は積極的にノートと使っていこうと思う。ネット上での合格体験記などもいくらか読んでみたがそこではノートを使うなという意見が多かったように思う。しかし、例えば基礎知識でテキストに記載されている事柄を時系列に並べ直したり。別のページの遺産と関連させて書き出したりと、頭の中を整理していく為には、私はノートが必要だと感じた。2級の時は使わなかったが今回は積極的に活用したい。
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