【まとめ】世界遺産検定3級を受検、意外と点数が取れた件

 世界遺産検定。そんな資格があるなんて今年まで知らなかった。歴史とか地理とか廃墟とか宗教とかが大好物なので実際に受けてみることにしたのだ。

世界遺産検定とはどんな資格か

 世界遺産検定のHPを見るとこう説明されている

 人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け 持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定。(公式HPより)

  意外だったのはこの検定が民間資格だということだ。NPO法人世界遺産アカデミーが主催している。また、受験料の一部は世界遺産基金に寄付されるらしい。受からなかったら寄付したと思えばいい(笑)

 ○ 3級についてまとめてみた。

 ・マークシート方式。4択問題。計60問(100点満点)

 ・合格点は60点以上(または受験者の60%)

 ・出題範囲 

    ・世界遺産の基礎知識
    ・日本の世界遺産
    ・海外の世界文化遺産
    ・海外の世界自然遺産

 世界遺産の基礎知識というのは、世界遺産が創設された経緯や関係機関(ICOMOSやIUCN)世界遺産登録の申請や手続きの流れ等が問われる。日本の世界遺産については全件が、海外の世界遺産については100件が出題対象となる。

 申し込み

 申し込みは郵送とインターネットの2通りが可能。 詳細は世界遺産検定HP

 テキストについて

【テキスト】

ー世界遺産検定3級公式テキストー
きほんを学ぶ世界遺産100 <第2版>
¥1,450(税抜)

【過去問題集】

世界遺産検定公式過去問題集 3・4級 2020年度版
¥1,300円(税抜)

 

 テキストも問題集もそれぞれ一種類しかない。のでそれぞれ購入すればいいとおもう。

試験結果

  試験当日、試験時間は60分だが、実際時間は少し余った。 試験後に自己採点したところ、93点だった! まずまずの点数、しっかり勉強していれば余裕で合格できる試験だと思った。ただ、もっと効率的に短時間で勉強できたな、という反省点もあったので次章にまとめてみた。

試験を受けてわかったこと

勉強時間

 これについては個人的な体感になるが、1ヵ月も必要ないとおもう。申し込み締め切りが試験日の大体1ヵ月半くらい前なので申し込んでぼちぼちやるか、直前2~3週間で集中して取り組めば合格できる。

勉強のする時のポイントは大きく2つ!

 ○ 基礎知識日本の世界遺産の出題数の割合が大きい。

 「世界遺産検定」という名前なので、自分はテキスト内の海外の世界遺産を片っ端からすべて読み込んで勉強して臨んだ。誰もが「海外の」世界遺産をたくさん勉強しがちになると思う。しかし試験のふた開けてみると”世界遺産の基礎知識”や”日本の世界遺産”の比重が大きいのだ。おそらくこの2つだけで50~60点分あると思う。

 ○ 過去問をすべてやっておくことが重要

 出題傾向をつかむという目的だけでなく、この試験は、過去問の問題がほぼそのまま出たり、選択肢を入れ替えて出題されたりと、試験問題はとても過去問を意識して作られているように感じた。特に海外の世界遺産は毎年ある程度出題される物件が似通っているように思う。

 これは個人的な見解だが、過去問を重要にすることによってテキストだけでなく、過去問題集もしっかり購入してもらうように考えられているのかもしれない。(民間資格だからお金は必要やもんね多分)

 あとは、受験する年の直近の世界遺産暫定リストの候補地や新たに加わった世界遺産などは出題されやすい様だ。(現在でいうと中百舌鳥・古市古墳群や奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島)

 という事で自分は実際に2020年の7月の試験を受検してきた。3級を受けてみた感想としては意外と簡単だったなーとおもう。短時間で勉強するなら過去問と基礎知識と日本の世界遺産。これでばっちりじゃないかな。 まだ公式の結果通知や認定証が届いていないので届き次第報告する!!