”自称”音楽屋の成れの果て

世の中に漂う一人の人間。

 2月に仕事を辞めた。契約社員というサラリーマン。知識や技術の習得が遅い、いわば飲込みの遅いタイプの人間だということに自覚はあった。けれど慣れるまでに時間が必要なだけで、どんな仕事でも長く続ければ何事もそれなりに馴染んでくるものだという考えがあったので、ずるずると月日が過ぎていった。。やっぱり何事にも人によって適正というか、向き不向きがあるんだなと7年かけて思い知ったような気がする。

 仕事を辞めた直後のタイミングでじわじわと世界に蔓延し出すウイルス。自宅に閉じこもる生活の中でこれからの事を考える。悲観しているわけでもないし、大した変化がないかもしれないけれど、おそらく去年までの世の中にはそっくり戻ることはないはず。 これは、いつも往生際が悪く優柔不断な自分に、世界規模で「何かを思い切れよ」と背中を押す、というか背中を蹴り飛ばされているんじゃないかな、そう考えるようになった。

コメント