一時的な視力低下・疲れ目を回復させる方法。

 「働き方改革」が謳われて久しいが、世界的感染症の影響で在宅ワークならぬ働き場所改革が進行しているようだ。 とはいえそういった人々は基本デスクワークに変わりない。

 長時間書類やPC画面を見つめて作業をしていると、特に夜になってくると目の焦点がだんだん合わなくなってくる朝・昼ははっきりと読めていた文字が読みづらい、そんな時にパッと普段通りの視力に戻す方法を発見したので記していこうと思う。

どんな場合の対処法か

 今回の方法に有効な症状は以下の通り

○ 長時間のデスクワーク等で目が疲れた状態における一時的な視力低下

○ 夜眠たい時における一時的な視力低下

 これはもともとの状態から視力を向上させる方法ではない。疲れや眠気などで一時的に落ちた視力をいつもの状態に戻す方法なので注意。

具体的方法

 ざっくり言うとストレッチなのだが効果はすごい。以下の通り(ちなみにイラストでは目を開けているが、全体を通して目を閉じて行った方が良い)

① 座った状態で頭の後ろに両手を回して組み後頭部に添える(椅子に座っても可)

② その状態から45度ほど顔を右に回し、頭を逆に左前にゆっくり倒してゆく

③ 15秒ほどゆっくり倒したら、ゆっくりと①の体制に戻す


 ゆっくり倒してゆくと首の後ろの筋肉、筋、から背中の背筋周りにかけて引っ張られてのびてゆく感じが分かると思う。痛気持ちいいくらいがちょうどよい。

④ 今度は②の逆で左45度に顔を向けて右前にゆっくり頭を倒してゆく

⑤ 15秒ほどゆっくり倒したら、ゆっくりと①の体制に戻す

⑥ 次に①の状態から顔を真っ直ぐにして首を前方に15秒かけてゆっくり倒す

⑦  ゆっくりと①の体制に戻す

⑧ 最後に両手を解き腕をおろして、肩の力を抜き、頭を後ろにゆっくり倒してゆく


 しっかり引っ張られた首の後ろの筋肉や背筋が緩められてじわっと暖かく感じるだろう。そしてたらもとの体勢に戻って終了だ。

 最後に目を開けて書籍やPCの文字を読んでみよう。 文字がめちゃくちゃ見えるようになっていないだろうか。

筋肉や筋をほぐすということ

 具体的には僧帽筋の上部や中部、肩甲挙筋、あと上図にはないが後頭筋、頭半棘筋、板状筋あたりをゆっくり伸ばして緩めている事になる。

 それら筋肉を一旦ほぐしてやる事で視力も戻るのだが回復するプロセスについては詳しく説明は出来ない。ここは専門分野の人に聞いて欲しい、いやこちらが教えて欲しいくらいだ。

 ただこのストレッチ、強くやりすぎると筋肉痛のような違和感が数日続いたりするので注意が必要。

 通常PC作業や文字を読む時、文字を目で追う際には頭が動かない様に首や肩周りの筋肉の力加減を一定にして頭のポジションを固定しているのだが、ずっと同じ力加減で筋や筋肉を固定しているとどんどん疲労が蓄積して凝り固まってしまう。 それが肩こりや目の疲れを引き起こす原因なのだ。 

あくまでも一時的な処置

 しかしこれはもともとの視力を向上させるものではない、直接目に働きかけるものではないからだ。そして30分~1時間もすれば元の疲れ目に戻ってゆく、それは視力低下の原因である「疲れ」や「眠気」自体を取り除いているわけでなないからだ。

そうこれは一時的な処置に過ぎない、やはり最終的には適度な休養と睡眠が大切であることは忘れてはいけない。