世界遺産検定マイスターを目指して

 先月の2021年7月第44回世界遺産検定1級試験の結果が、7月末に届いた。結果は合格だ!! もちろん自己採点をしていたので分かってはいたが、やはり公式から合格をもらえるのは嬉しい。
 という事で次回12月、ついにマイスターに挑戦してみる事にしたのだ。

昨年12月約2カ月半で1級に合格した時のまとめはこちら↓

マイスターの試験概要

ざっくりマイスターと1級の比較


 まずはマイスターの試験の特徴を1級と比較する為、表にまとめてみた。

マイスター
受検資格1級認定者2級認定者
日程年2回(7月,12月) 年2回(7月,12月)
出題形式論述式(記述)多肢選択式(4択)
CBT×
(各1日のみ)
 テキスト 指定の書籍は特になしすべてがわかる世界遺産大事典
<上><下>2冊
受検料19,400円9,900円
(CBT10,900円)
問題数3問90問
試験時間120分90分
合格基準20点満点中12点以上
且つ問1と2で6点、問3で6点以上
140点以上
または受検者の20%
試験会場東京・名古屋・大阪の3カ所全国約17都市会場
(CBTは280カ所のテストセンター)
受検者数*36人*1414人*
認定者数*17人459人*
*受検者・認定者数は2020年12月第42回試験の数値

 こうやって比較してみると、1級含め今までの世界遺産検定とは全然違う事が分かる。 今までの試験対策とは違った取り組み方が求められることが良く分かった。

 というか、記述?!受検料高っ!!テキストないの!?会場少なっ!!受検者すくなっ!! と、ツッコミたい事がたくさんあるのではないだろうか。

多肢選択式から記述・論述式へ

 マイスターと1級以下の試験との最も大きな違いは記述式であるという事だ。 多肢選択式ならば最悪その問題が分からなくても適当に解答しておけばあわよくば得点に繋がる事もあるが、記述式だとそうはいかない。
 自分の言葉で世界遺産全体を理解することが大切になってくる事と、文章力も必要になってくる。論述の練習も必要なのかもしれない。。

受検料の高さ・会場少なさ

 そして気になるのは何といって受検料が19400円という事実。もはや2万円だ。これは是非とも一発で合格したいところ。

 あと気を付けなければならないのは、試験会場の少なさだ。東京と名古屋と大阪だけなのだから北海道や九州にお住いの方々は小旅行のような受検になる。

購入した参考書籍

 という事で世界遺産大事典の知識をベースにしながらも、世界遺産を取り巻く状況や問題、それに伴う考え方を養うために書籍を個人的に購入した。

○世界遺産-理想と現実のはざまで 中村俊介(著)840円(税別)
 https://amzn.to/2XuPAQu

○旅する前の「世界遺産」 佐滝剛弘(著)760円(税別)
 https://amzn.to/3siBZXE

○世界遺産で考える5つの現在 宮沢光(著)1,000円(税別)
 https://amzn.to/3z3SuK1

○世界遺産用語集 東京文化財研究所(著)1,500円(税別)
 https://amzn.to/3yR56E4

 もちろん試験に合格したわけでもないし、買ったばかりなのでお勧めできるか分からない。しかし「世界遺産-理想と現実のはざまで」という本以外の3冊は実際にマイスター認定されている方に話を聞いたり、紹介されているのを参考にしたので間違ってはいないと思う。

 自分自身も購入したばかりなのでこれから読んでゆく予定だ。

これからの学習計画

 試験は論述問題なので、1級までの知識をもとに“考え方”を身に着けていきたい。それには上記の書籍を読み色々な考えや意見を知るところからだと思った。

 また用語集をもとに、世界遺産の関連語句を試験で問われたときに説明できるようにしておきたい。

 これまでに合格(認定)した1級までとは違い、テキストの知識を受動的に詰め込むだけではなく自ら進んで思い、感じて、考える、能動的な学習の仕方が要求されるように思える。試験まで4カ月弱、ジワジワと取り組んでゆきたい。