-自分がモノゴコロついたときにはそこにジブリ作品があった。それはセサミストリートやお母さんといっしょ、アンパンマンなどに混ざって子供のころから生活の中に-
スタジオジブリ作品を一度も見たことがない人はなかなかいないのではないだろうか。私のなかでの認識は、ディズニーやルパン、カレーやラーメンという”誰からも愛されているもの”だと思っている。そんなジブリが今月から作品の場面写真を順次無料で提供するというのだ。
今月は「風立ちぬ」「借りぐらしのアリエッティ」「崖の上のポニョ」「ゲド戦記」「千と千尋の神隠し」「コクリコ坂から」「思い出のマーニー」「かぐや姫の物語」の8作品それぞれ50枚づつ、計400枚。
ジブリといえば6月から「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「ゲド戦記」「千と千尋の神隠し」の4作品を限定で劇場公開していた。コロナ禍で閑散としていた劇場に客足を戻す手助けをした事は記憶にあたらしい。オンライン配信ではなく映画館で観る事の価値を再認識させてくれた。
今回の静止画の無償提供は「常識の範囲でご自由にお使いください。」という少し曖昧ではあるがとても寛容な、ほとんど制限もないというものだ。
ジブリが息長く国民に愛される作品を多数生み出しているのは、作品のすばらしさもさることながらこれまで幾度もテレビで放送されてきたからではないだろうか。そうして定期的にお茶の間でジブリの新しい作品に出会ったり、以前の作品に再会したり。そしてまた会いたくなる。
しかし昨今はテレビの影響力というものが次第に低くなりつつある中、ジブリとしても新しい世代に、これからも国民と寄り添ってゆく一つの手段として今回の無償提供があるのではないだろうか
2020年はオリンピックがなくなり、世界的にも歴史的にも大きな転換点だという事は間違いない。しかし、時代が動いてもジブリはみんなのそばに存在しているという事なのだ。
実は社会人になってからというもの、少しもジブリの新作を観ていなかった自分がいる。こんな風に偉そうに記事を書いているが、実は今回提供された8作品、すべて私は観ていない。私が観ているのは、風の谷のナウシカ、もののけ姫、となりのトトロ、魔女の宅急便、紅の豚、おもひでぽろぽろ、天空の城ラピュタ、、20世紀に上映された作品ばかりだった。でも今回静止画を観て改めて、ゲド戦記あたりから見てゆきたいと思った。
今回の投稿はジブリ画像をブログに使ってみたいという気持ちだけで書きました(笑)
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